【はたらく魔王さま!3巻感想】勇者のくせになまいきだ

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何ヶ月前に発売した本なんだろうねーこれ。なんで今さら感想なんて上げてるんだろうねー俺。
みなさんの「なんで今さらこの本の感想なんてあげてんの?」っていう声が聞こえるようだぜ……。
まあ、そんなことは気にせず読んでくれるとありがたいです。

《以下ネタバレ有り。注意》

 この作品は安定して面白いなあ。1巻からクオリティが全く下がってない。
キャラは好感が持てるし、その上しっかりストーリーができている。実に面白い。
物語序盤に謎を作って、それを物語が進むに連れて解決されていく。この流れが1巻からずっと続いているけど(まあ全巻の流れが同じ、と考えられちゃうかもしれないけど)、その謎の作り方が安定していて面白い。その上、謎が解決した後も問題点を残して「どうなるんだろう?」と思わせるストーリーが実に素晴らしいと思います。


◆キャラ別感想

・真奥

実は俺は今まで、魔王様は『エンテ・イスラにて人間に虐殺される悪魔たちを束ね、悪魔の人権? 的なものを取り戻すために戦っていた』と勝手に妄想してたんだけど、まさか侵略だったとは! なんだよ魔王様普通に己の欲望のために世界征服はじめたのかよ!   ちょっとがっかりだよ! そりゃあ攻めれば返り討ちにされて滅ぼされても文句言えないわ! とか勝手にがっかりしてたら

「『王』になって、『あの悪魔』と同じように目先の欲に目が眩んで、大切にしなきゃいけなかったはずのこいつのことを忘れたからだ!」

魔王様も反省していたでござるの巻。しかし目先の欲に目が眩んで世界征服か……さすが魔王文字通り住む世界が違う。
でもこのセリフ半分嘘だよね。まずまちがいなく、アラス・ラムスに情が移っちゃったのも理由の一つだよね。


・エミリア

俺はちーちゃん派なので、エミリアさんが活躍するのはあんまり望ましくないのです。

いやー今回エミリア大活躍だったね~。アラス・ラムスを救うためにガブリエルと大立ち回りを演じて、最終的に(アラス・ラムスの力を借りたとは言え)天界に叩き返しちゃうなんて。さすが勇者様! 強いし格好いいじゃないか! 
魔王に対しても、相変わらず態度はツンツンしてるけど微妙にデレはじめてるし、いやーさすがメインヒロイン? は違うなー(棒)。

ただ、俺がひとつ言いたいことはですね。

「大切な物を失った気持ち、少しは分かった?」

って、エミリアさんは言ってるけどさあ。あんただって、悪魔を叩き潰してるじゃん。その悪魔にだって愛しあった恋人がいたかもしれないし、大切な家族がいたのかもしれないってことを考えて欲しいなあ、と。
ただ、エミリアも少しづつそのことに気づいてきている気がするので、近い将来、なにかが変わるかもしれないな、と思ってみたり。


・ちーちゃん

もう少しちーちゃん×魔王を入れて欲しかったなあ、と。ちーちゃんはいろいろと頑張ってるのにあんまり報われてない! ちくしょう! 魔王に抱きしめられたり手をつながれたりしただけでトランス状態に陥っちゃうちーちゃんが可愛すぎるぜ! それなのにッ! 何故! エミリアッ! ばっかりッ! 


・アラム・ラムス

生徒 「先生! この子がどうしてもToLoveるのセリーヌにしか見えません! どうすればいいですか!」

先生 「知るかそんなもん」

 ……まあ、そんなことは置いといて。

 正直に言います。アラム・ラムス帰れってずっと思ってました。この子はいわば魔王×エミリアの象徴みたいなものなので、可愛い可愛くないは置いといて、この子がいると物語が魔王×エミリアの方向に流れて行ってしまうからです(最後の魔王宅のとなりに引っ越そうか?展開とかさ)。俺はちーちゃん派なんだよ!
 でも、この子が帰ったことで抜け殻のようになってしまった魔王を見てると、やっぱり帰らなくてよかったと若干思ってしまう……


・漆原

漆原の新しい住処の押し入れだけど……よく夏にこんな所に入ろうと思うよなあ。押しいれの中って熱がこもってめちゃくちゃ熱いのに……。扇風機なんてまったく意味が無いくらい熱いのに! 夏場に入るようなところじゃないのは確か。


◆気になったところ

今巻はかなりたくさん伏線がはられましたねー。お父さんが生きてたりだとか、〝大魔王サタンの伝説〟とか。

しかしよくわからんのが〝大魔王サタンの伝説〟。コレは一体何なんだろうか? 大魔王サタンの伝説自体は魔界に広まってるのだから、魔王様が知っているのは別の〝大魔王サタンの伝説〟ってこと? もしくは、普通は知られてないはずの部分? そして、それで何故ガブリエルが顔色を変えたのかがわからん。 べつに伝説を知っていても魔王様がそのとおりに動くとは限らないのだから、魔王様を殺す必要はないよな? それともあれかな? 天界のスキャンダルがこの伝説には書かれている、とか? そうだとすると、魔王様のエンテ・イスラ侵略の大元になったのが天使だった、ていうのとも関係してそうだし。お、この考えいけるんじゃね?


今巻は全体的に1・2巻からクオリティが落ちるということもなく、実に安定した巻だったと思います。これから物語は大きく動いていくよ! な感じを出した終わり方で次巻も楽しみに待てるしね!


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